取付要領について

ターボとは

ターボチャージャーとは、通常なら無駄に排出されるエンジン排気ガスのエネルギーを再利用した、一種のエアーポンプです。 排気ガスは、まずタービンホイールアッセンブリー(ホットサイド)を駆動します。この部分はコンプレッサーホイール(コールドサイド)と互いに連結されています。 タービンホイールアッセンブリーおよび連結したコンプレッサーホイールが回転することによって、大量の空気を圧縮状態でエンジンの燃焼室に送り込むことができます。 圧縮された空気は密度も増しているため、より多くの燃料を送り込むことができ、このため同じ大きさのエンジンでも、ターボ付きエンジンは、より大きな馬力を発生させることができるのです。

ターボチャージャーは高温、超高速で回る精密機械です。
エンジンに取付前に、この要領書を充分お読み頂き、間違えの無いよう装着してください。

取付前の確認

  • エンジンオイルラインをきれいに!! スラッジを洗い流しましょう

(1)エンジンオイルの交換を数回繰り返して下さい。(溶剤入りフラッシング不可)
抜いたオイルを確認してスラッジ・異物がなくなるまで繰り返してください。

(2)オイル潤滑システム全体を点検! 「スラッジの付着した エンジンは要注意」

(3)ターボオイル通路供給パイプ・ドレンパイプ・ユニオンボルト点検・交換!!
(ユニオンボルトにメッシュ入りの車種があります→詰まっていたら要注意)

(4)オイルフィルター交換

(5)オイルポンプは正常な油圧?

これまで、何万キロ、何年も異常なく走行してきたお客様のターボが、今回故障したのには、周辺のコンディションに何かの原因がある事が多いのです。 根本要因を直さないと再発します。 ターボの回転体各部品は非接触の為、経年磨耗する機械ではありません。

  • エアクリーナー、吸気パイプ、吸気マニホールド、排気マニホールドの内部に異物(ボルト、ナット、ウエス等)及びオイルの付着が無いことを確認して下さい。
    特にコンプレッサーホイールを破損した時は、念入りに確認下さい。

注意 取外したターボの吸入インペラを止めているナットが付いているか、必ず確認してください。 無い場合はエアークリーナーか吸気パイプに残っていて、取替えたターボを壊します。 クレームの対象にはなりません。ターボ取付時にはこのリボンを外してください。

 

  • エアクリーナーの汚れ、目詰まりの確認
  • ターボのオイルドレンパイプ、インレットパイプ、ユニオンボルトのカーボン詰まり、汚れ、潰れ、異物の確認
    オイルパイプが付属時は、パイプとユニオンボルトをセットにして必ず交換してください。
  • エンジン各部の異常確認 (詳細は「もう一度確認点検」を参考にして下さい)
  • PCVバルブの作動、詰りの確認。

取付時の確認

  • エンジンオイルを交換時は必ずメーカー指定のグレード、粘度をお使い下さい。
  • ターボ取付前に、ターボオイル入口よりきれいなエンジンオイルを注入し、ローターを指で回転させ、ベアリング部にオイルが行き渡る様にして下さい。
  • ターボのオイル入口、出口部には純正ガスケットを使用して液体パッキンは使用しないで下さい。
  • ターボのオイル入口、パイプ、ユニオンボルトにゴミが入らない様充分注意して下さい。

取付後の確認

  • 取付け直後は、エンジンの回転を急激に上げないで下さい。
  • 10分間ほどアイドリング状態を保持し、長時間のアイドリングはしないで下さい。
  • エンジン暖気後は空吹かしをせず、実際に走行しターボの作動状況を確認して下さい。
  • ターボ交換後のエンジンフラッシング、クリーニングはターボにスラッジが流入する可能性があるため行わないで下さい。

次の場合はターボの不具合ではありません

ターボ取付前のシャフトガタ

ベアリング部のオイルが切れている場合シャフトのガタが大きく感じられます。
オイルが回り油圧がかかると正常なクリアランスになります。
お客様に納入されたターボは10万回転以上でテストを行い合格したものです。

ターボ取付直後の白煙

納入されたターボは、組立時のオイルや防錆油等が付着しています。
取付後しばらく白煙が出ることがありますが、実際に走行しターボに熱が加われば、オイルが焼けて白煙は止まります。

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